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Media Rocco

メディアろっこう(MEDIA ROCCO) は、岡本商店街にある「気仙沼まただいん」(東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の気仙沼商店街のアンテナショップ)に、事務所とメインスタジオをおく動画放送(インターネットテレビ)をおこなうためのUSTREAM配信局としてスタートしました。私たち、「特定非営利活動法人 ひがしなだコミュニティメディア」の主たる事業である動画配信部門として2012年10月13日に立ち上げました。以来、毎週土曜日、11時から12時までの1時間のライブ配信を一度も欠かすことなく続けてまいりました。2016年8月6日には、200回目となりました。2016年10月15日は、第210回目で、4周年になります。

私たちの活動は、準備段階から言えば、新たな災害対策としてコミュニティFM放送局が必要であると考えて、2009年、甲南大学社会学科の教員、OB、職員有志の研究会からスタートしました。甲南大学のほかに東灘区にある5つの大学短期大学にも働きかけ、岡本商店街、地域有志にも働きかけ、学生ボランティアたちの助けも借りながら、FMラジオ放送局の設立を目指して、電波調査などを行いました。

2010年5月に「ひがしなだコミュニティメディア」の設立総会を行い、同年8月20日には、NPO法人の認証を受けました。2011年5月までに開催した番組制作講座の受講者の中から、スタッフとしてボランティアをやっても良いという方が数名出てきました。そのときに推進役になっていたのが、岡本商店街の会長(当時は副会長)の松田氏でした。松田氏は、Ustream配信でのプロフェッショナルといってもいい方で、そのほうが、安上がりであるし、目的を実現するのに合理的であると言い、私たちにUstream配信の機材を貸していただくとともに、やり方を学ぶ機会を作ってくれました。

2011年7月と9月には、甲南大学で、「南海地震に備える」および「土砂災害・水害に備える」というテーマでの公開セミナーを開催し、Ustream 配信を行い、大成功をおさめました。さらに深江多文化センターや神戸国際大学その他での出張配信にも行き、Ustream 配信が出来るという手ごたえをつかんでいました。

また、先進事例の調査のために、神戸市長田区の「FMわいわい」や西宮市の「さくらFM]、京都のNPO法人の運営する「京都三条ラジオカフェ」、金沢工大の運営する「えふえむ・エヌ・ワン」、広島経済大学の運営する「FMハムスター」、合同会社という組織形態で運営する茨城県日立市の「FMひたち」、先進技術をもつ専門化が知恵と工夫で機材を安価に作成したり調達し、企業や若人を巻き込んで地域に不可欠なFM放送局につくりあげた「ラヂオつくば」などを訪問し、さまざまなことを学びました。一方で、どう知恵を絞っても、立ち上げるために1000万円近い資金が必要であるだけでなく、メンテナンス費用にも、年間同じくらいの費用がかかることが班召しました。それでも、かつての費用に比べると一桁小さくなっているのです。

さらにFM放送局の認可を担当している近畿総務局とのやり取りの中で、東灘区で電波を出すとしても、周辺に影響が出ないようにするためには、1ワット以下に抑えなくてはならないことも判明しました。マンションなどの家の中ではほとんど聞こえず、家の外の条件のいいところでやっと聞こえるというのでは、実際の災害時には役に立ちません。また災害弱者のためのラジオが適切であると考えていましたが、いまどき、ラジオを持っている高齢者は少なく、ほとんどテレビ視聴者であることもわかってきました。

そのため、値段的にも2桁安くなり、近い将来、テレビでも視聴できることが可能な、インターネット配信に切り替える決心をしました。事実、2016年8月現在、そういう技術はどんどん発達し、安くなってきています。

そこで、2012年10月13日、岡本商店街にあるココリコビルを交流と発信の場とし Media Rocco 第一回目の配信を行いました。Media Rocco の開局はこの日になります。

2013年の後半、同じ岡本商店街にある現在の地に、事務所とメインスタジオを移転しました。

 

私たちがメディア部門を作った目的は、ホームページを核としたネットワーク型のマルチメディア局として、緊密で柔軟な情報と、対面的な交流の場を作ること。また、人々や、地元組織が、地域から、きめ細かな情報を発信をしていけるようにすることです。具体的には、東灘を中心とした阪神間の各地域の住民の自宅や会社、学校、行政、公共施設、NPO団体などにサテライトスタジオを開設します。それらを運営するスキルも共有できるようにしたいと考えております。そのためには、地域に暮らし、働き、学ぶ人びとの協力が欠かせません。ご支援のほどをよろしくお願いいたします。

Media Rocco のパンフレットは、こちらです。

 

Media Rocco 放送基準
ひがしなだコミュニティメディア

ひがしなだコミュニティメディアは、東灘区の情報発信媒体として、東灘区ならびに周辺地域の住民に有益な情報を提供します。
情報発信に関しては、公共の福祉増進の立場から常に品位を重んじ、世論を尊び、言論の自由と公正を守ります。
地域社会の人々の交流の活性化を基本に、文化など各分野の発展向上に貢献するよう配慮します。
番組の企画、制作、編成に関しては、次の基本計画によるものとします。

1. 番組制作にあたっては、情報、報道、教養、娯楽など、すべて、それぞれの性格に応じて、地域社会の聴取対象および生活時間を考慮し、各番組相互間の調和と適性を保つよう努めます。(多くの番組を提供できるようになった場合)

2. 情報番組は、地域社会住民の日常生活にプラスとなるさまざまな生活関連情報を、正確かつタイムリーに提供し、地域社会でのヒトと自治体、ヒトと企業、ヒトと店、ヒトと団体、ヒトとヒトのコミュニケーションの成立を目指します。(災害時など、緊急の対応が必要な場合)

3. 報道番組は、真実を公平かつ迅速に伝達し、地域社会住民の社会的関心を満足させるよう努めます。番組は、一般住民にわかりやすい表現を用い、事実と事実以外の推定は明確に区別し、聴取者に誤解を与えることのないよう努めます。

4. 教養番組は、学問・芸術など精神文化に対する理解を深め、人間の諸能力を調和的に発達させ、円満な人格を培養するのに役立たせようとする積極的な意図のもとに編集します。

5. 教育番組は、健全な人としての知識、技能などの資質を培うのに直接役立たせようとする積極的な意図のもとに編成します。

6. 娯楽番組は、地域社会の文化の創造をめざし、内容の低俗化を排し、つねに社会の秩序、道徳、良俗に反することのないよう、表現方法等について十分配慮します。

7. 広告放送は、地域住民の経済生活と産業経済の発展に資するものであって、番組の内容とよく調和し、その量は広告放送基準に示されたとおり行うものとします。

 

 

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